漢養舎の本棚

子どもたちの心を育て養うのにいいと思った本や絵本を紹介するとともに、自らの思いや感じたことなどを綴ります。

もったいないばあさん

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作・絵:真珠まりこ
発行所:講談社

出版社からの内容紹介:
「もったいない」って、どういう意味?
もったいないばあさんが、今日もぼくの家にやってきた。ぼくが捨てようとした物で、いろんなことをしてくれるんだ! 物を大切にする心が自然に育つベストセラー絵本。

この絵本を読んで:
この絵本には、おばあさんと男の子が登場します。そして、男の子がもったいないことをしていると、どこからともなくおばあさんが現れます。

最初は、男の子が食べ残していたり、歯磨き中に水を出しっぱなしにしているのをみて、注意をするんですが、なぜそういうことをしてはいけないのかを諭すんではなく、男の子の顔についているご飯粒をべろべろなめたり、「コップ一杯で足りるだろ~!」と叱ります。男の子は恐くなって泣き出してしまいます。

次に、男の子がまだ使える紙や色鉛筆を無駄にしようとしていると、ただ単に叱るのではなく、その活用法を教えます。みかんの皮は干して、みかん風呂にします。男の子が気持ちよさそうにお風呂に入ります。

最後には、夜暗くなって男の子が電気をつけると、もったいないといって、帰っていきます。そして、「暗くなったら、寝るだけさ」と言って寝てしまいます。

24時間営業しているお店が日常にある中で、「暗くなったら、寝る」ということを言うと滑稽に思えるかもしれませんが、それが当たり前だったのは、そんなに遠い過去のことではないように思います。また、それが本来の生き方なのかもしれません。

今の世の中はもったいないことであふれかえっているように思います。そして、それが当たり前になってしまっていて、もったいないことをしていることに気づかないことも多々あります。

あるとき、コンビニにお弁当を買いに行きました。店員さんがバーコードをなぞるとエラーが出ます。賞味期限が1時間ほど過ぎていたためです。結局そのお弁当は売ることができずに廃棄処分。もったいないことです。

そう思いながら、買い物に行くと、ついつい、棚の奥のほうの一番新しいものを取ってしまっている自分がいて、そういった行動が廃棄処分につながるんですね。反省することしきりです。

子供たちといっしょにこの絵本を読みながら、「もったいない」ことについて考え、改めていきたいですね。

この記事を書いているときに、この「もったいないばあさん」のアニメがあることを知りました。英語をはじめ、中国語、スペイン語、フランス語、ヒンディー語にも翻訳・吹き替えされています。是非、ご覧になってみてください。

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