漢養舎の本棚

子どもたちの心を育て養うのにいいと思った本や絵本を紹介するとともに、自らの思いや感じたことなどを綴ります。

くろくんとちいさいしろくん

なかや みわ/さく・え
発行所:童心社

出版社からの内容紹介:ちいさくてしろいくれよんが、まいごになりました。くろくんたちは、力を合わせてしろくんのなかまをさがしますが見つかりません。くろくんたちはしろくんをなかまにおむかえすることにしました。けれどある日…。

 この本を読んで:くろくんとちいさいしろくんにはそれぞれ仲間がいるんですが、まいごになったしろくんをくろくんたちは仲間として気持ちよく受け入れます。そして、仲間探しに疲れて休むときなんかには、くろくんは自分が休む場所をしろくんに譲って自分は箱の外で寝るんですね。そのやさしさがじ~んときます。そして、なかなか仲間が見つからないしろくんをくろくんたちは自分たちの仲間に入れてあげることにして、しろくんの居場所を作ってあげたりもします。結局、しろくんの仲間がしろくんを見つけて、しろくんは仲間のところに帰っていくんですが、くろくんたちはしろくんがいなくなったさびしさがありながら、しろくんが仲間のところに戻れたことを喜びます。そして、くろくんたちはこのことで仲間の絆がより深まります。思いやりの心を、くれよんという小さい子どもたちには身近な題材でわかりやすく教えてくれていますから、きっと子どもたちの心にいつまでも残るんじゃないかと思いました。